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私が想像する「森友」問題の顛末

安倍首相の100万円寄付が事実かどうか?首相夫人付きという経産省役人の谷氏の役割とか、首相夫人は私人か公人か?とか、役人の「忖度」があったのかどうか?とか、真相解明のプロセスとして取り上げていますが、問題が広がり過ぎてあいまいになっている気がします。

首相に至っては「総理府夫人だからと言って、役人の間に忖度が働くなどという事は100パーセントあり得ない、ということを明確に言っておきます!!」と答える始末

安倍総理という方は、もともと日本語に関しての知識レベルが低い方だと思っていますが、少なくとも国会で答弁するのですから「忖度」の意味くらいは事前に辞書で調べておいて欲しいものです。

「忖度」というのは、安倍総理や総理夫人の指示や命令とは別のところに働く力であり、総理や夫人とは関係ない所に働く力なのですから、総理自身が「忖度はあり得ない!」と断言するのは全く日本語が分かっていないと思うのです。

私なりにこの問題を想像してみましたが、この問題にたくさんの役人の「忖度」が連鎖的に、まるで伝言ゲームのように拡大しながら流れを作っていったのだと思っています。

しかし、構造はシンプルでして・・・・・以下私の想像です。

籠池夫妻は当初から、この認可権限を持つ役所や役人の「忖度」を得て、小学校開設を進めることを「画策」していたのだろうと思うのです。

そのために役所の各セクションに「発言力」を持つ政治家や有力者に接近し、時間をかけて「コネクション」を作っていったのです。

そのための手段は、1,2度会えば「周知の仲」と周りには宣伝し、自分の人脈の広さをアピールしていくのです。それはあくまでの籠池氏側の感覚ですからあながち「嘘」とも言えません。

そんなギリギリのところで次第に権力を持つ政治家を「周知の仲」にたくさん取り込んでいきます。

そうなれば、その集団そのものが対外的には「力を持つ」ようになってきます。

籠池氏の教育理念は「戦前の教育が理想」ですから、安倍首相の理念とも一致します。

籠池氏にとっては「安倍首相」を「周知の仲」に取り込むことは、「忖度」の働く後ろ盾になる事が計算できます。

それは「認可」や「補助金を得る」「寄付金を集める」には大きな力になると計算したでしょう。

さすがに総理を「周知に仲」にするための直接の働きかけは通らないと考えたでしょう。

そこで、それまでの政治家との関係を使って昭恵総理夫人を「周知の仲」に取り込もうと考えました。

それは「講演会」という手段を使えば、さほど難しい事ではなかったのだと思います。

そして、籠池氏の教育理念が夫である安倍首相と共通するものがあることで、夫人はその素晴らしさを夫である首相に伝えます。首相もその教育理念について「共感」していることを夫人を通して籠池氏側に伝えます。

籠池氏としてはそのことだけで「安倍首相の支援を受けている」という対外的に宣伝材料となるアイテムを得ました。

本来ならば「安倍晋三記念小学校」の名称が宣伝のために欲しかったのですが、それはやんわりと拒否されました。

ならばと考えたのが昭恵夫人の「名誉校長職」でした。

そしてこれはまんまと成功。森友学園と安倍首相夫人の大きなパイプが確定し、籠池夫妻と昭恵夫人との関係は強く深くなりました。

昭恵夫人側がどう思うおうと、籠池氏側には「看板」さえ得れば良いわけです。

自分の総理夫人という立場が持つ「暗黙の権力」を全く知らないし考えもしていない昭恵夫人は、まんまと籠池夫妻の計画のアイテムに取り込まれてしまったのです。

ここから、この一連の学校開設認可や国有地払下げ、補助金などへの決定権限を持つセクションや、役人の「忖度」が始まったのでしょう。

昭恵夫人が夫人付きの役人(夫人は秘書と認識)に「こんな相談を受けたのですが・・・・」とか「ご検討をよろしくお願いします」と言えば、命令でも指示でもなく「忖度」で、谷秘書?は関係省庁に問い合わせます。

谷秘書は実際はノンキャリアで、役職としては「係長」から「課長代理」くらいの地位です。ノンキャリアの最高役職は「課長」までですから、本省での地位は高くありません。

元官僚のコメントでは、谷氏の地位の役人が直接「局長」クラスの地位の人に「問い合わせ」をすることは考えられないと言っています。

ここでは「総理夫人付き」という肩書が忖度を得る役割を果たしてしまったのでしょう。

そしてその話を受けた「局長」クラスの人は総理夫人の依頼と考え、さらにはその後ろに「安倍総理」がいることを考えます。

局長クラスの役人にとっては、首相は自分の先の地位の「人事権」を持つ人ですから、当然「忖度」が働きます。

表向きには規定に沿って「ゼロ回答」でも、実は忖度による「意向に沿う工作」をしてきたのだと思います。

しかし、そこは賢い役人ですから資料を残してはまずいとも考えて「書類は処分」という証拠隠滅にはぬかりありません。

このように「問い合わせ」が「忖度」の積み重ねで自然に力を持って「決定」に至るというプロセスが重なって進んで行ったのだ、と私は考えます。

問題はこのような個人の「忖度」が行政の決定に働いてしまうシステムなのだと思います。

チェック機能のお粗末さなのでしょう。

これは改正されるべきです。

そして、総理夫人は、この際「公人」として、何らかの公的な地位を作り、行動には制限を付けるべきだと思います。

私的な企業や機関への関与は制限し、夫人の行動は「日報」として総理在任期間だけでなく10年くらいは保管するとかの管理も必要かと思います。

首相が役人トップの人事権を持っている以上は、夫人の意志や行動に役人の「忖度」が働くことは避けられないと思いますので。